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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類です。

最初のシャンパーニュはR&L ルグラです。コート・デ・ブラン地区シュイィ村(CHOUILLY)に醸造所を構えるネゴシアン・マニピュラン(NM)でブラン・ド・ブランのシャンパーニュのみを造っています。現在、14haの自社畑と10haの契約畑から年間約20万本を生産しています。今回はドザージュを4gに控えたエクストラ・ブリュットです。

次はユリス・コランです。2003年にオリヴィエ・コランによりコート・デ・セザンヌ地区コンジィ村(CONGY)にレコルタン・マニピュラン(RM)として創設され2004年が最初のヴィンテージです。今回はバルボンヌ・ファイエル村のレ・マイヨンという区画のピノ・ノワールのみを使用して造られたブラン・ド・ノワールです。2010年のぶどうのみで造られています。

白ワインも2種類です。

ひとつめはコート・ド・ボーヌ地区モンテリー村の村名ワインで、造り手はコシュ・デュリの甥でムルソー村に醸造所を構えるジャン・フィリップ・フィシェです。モンテリーはムルソーの北、ヴォルネイの西に位置しており、フィシェは1994年にピノ・ノワールをシャルドネに植え替えたため、2006年が初ヴィンテージです。今回のヴィンテージは2008年です。(パルメの会在庫)

次はピュリニー・モンラシェ村の1級ワイン フォラティエールです。造り手はポール・ペルノでこの村に醸造所を構える評価の高いドメーヌです。自社場は16.19haでフォラティエールには3.1ha(全体で17.64ha)を所有しており、ブドウの樹齢は約50年です。今回のヴィンテージは2009年です。(パルメの会在庫)

赤ワインも2種類です。

ひとつめはパルメ・ヒストリカル19thセンチュリー・ブレンドです。2004年にシラーを加えて造られた新たなパルメでカベルネ・ソーヴィニョン(45%)とメルロ(45%)に北ローヌのシラー(10%)を加えて造られています。ボルドーでは認められていないシラーを使用しているためヴァン・ド・フランス(以前のヴァン・ドターブル)になります。(シャトーパルメご提供)

次のパルメは2003年です。2003年は6月から8月が猛暑で、その結果、少ない収穫量で分厚い果皮の小粒のブドウが収穫されています。収穫日も過去60年間で1989年に次ぐ早摘の年でメルロの収穫は9月8日に始まっています。セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン68%、メルロ20%、プティ・ヴェルド12%で、こちらもマグナムボトルです。(シャトーパルメご提供)

今回のデザートワインはソーテルヌのシャトー・ギロー1998年です。ソーテルヌ最大のシャトーの一つで、1981年にカナダ人のハミルトン・ナービイが買い取ってからは、葡萄を一粒、一粒摘むことや新樽を発酵、熟成ともに100%使うなど、徹底した品質優先のワイン造りを行っています。品種構成はセミヨン65%、ソーヴィニヨン・ブラン35%です。

 


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